奥山陽子展“水と戯れて”
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作品について


MA ”間”

アートの素材として、日本古来の和紙の原料こうぞ(楮)を選沢。
よって作品は和紙になるが、製法、表現ともにいわゆる和紙とはかなり異なる。
素材とともに作品の特徴としてMA ”間”が指摘される。
”間”は空間的、時間的な空白であるが、空白=無ではない、という東洋的コンセプトを含んでいる。
筆を使わず、水の流れがフォルムを決めるため、ある一瞬の間合いで流れを断ち切ることにより作品は完成する。
それらはこうぞ独特の繊維の長さの効用で、薄く、はかなく、ミクロの世界に導かれ、無数の不定形の空白に満ちている。

初めてこのテクニックで制作してみたとき、それまでに見たことがないものが出来あがった。額に入れ壁に飾ったところ、見た人たちが、ぜひ展覧会をしたらと勧めるので、キリコの個展も行ったという由緒ある画廊で初個展をすることになった。それ以来、未だ見たことのないものを創りだすという挑戦をつづけている。